Q&A

コンクリートとモルタルの違いは何ですか?
違いは、「砂利」が入っているかいないかです。
コンクリート:セメント・砂・砂利などの骨材を水で練り混ぜた材料。
モルタル:セメント・砂を水で練り混ぜた材料。
セグメントは地中でどのように組み立てるのですか?
シールド機に搭載したエレクターを使用して、順次下方から左右交互に組立てます。
最後のセグメントの組立方法には下図の2種類があります。
工場で作られたセグメントはどのように運ばれるのですか?
❶一般的に『船型積載』して運搬・納品します。
❷現場で自動組立される際は、『伏せ積載』の要望もあります。
セグメントの耐久性はどのくらいあるのですか?
東京湾横断道路では、建設省(現国土交通省)から100年の耐久性を求められました。
地中で組み立てられたセグメントの補修はどのように行うのですか?
鉄筋の腐食に対する補修は、例えば鉄筋の被り部のコンクリートを剥がし、
エポキシを塗ってモルタル塗付仕上をします。
曲がりくねったトンネルは、どのように造られるのですか?
曲線トンネルは、片テーパー、両テーパーという奥行き方向に幅の異なるセグメントを
組み合わせることにより、造られます。
どのくらいの急カーブのトンネルまでできますか?
急曲線シールドトンネルの最小曲線半径の例として、東京の新浮間幹線シールド工事で、
地盤凍結工法を用いて外径7.25mのシールドで曲線半径8mの区間を掘ったという記録があります。
矩形断面のシールドトンネルもありますか?
構造的にも経済的にも円形の方が優れていますが、矩形断面もあります。
一例を挙げれば図のような掘削機構のシールドマシンを用いて掘削されます。
シールドトンネルの最初はいつ頃ですか?
シールド工法は1818年にフランスのブルネルが発明したものです。日本で本格的に用いられるように
なったのは1960年代以降で、地下鉄道をはじめ上下水道・電力洞道案に採用されています。
プレハブ建築協会ってどんな団体ですか?
確認審査および大臣認定,性能評価の際の『有力な判断資料』となる認定制度です。
プレハブ建築の健全な普及および発展を図るために、政府、および関係官 公庁への建議・要望等、プレハブ建築促進の働きかけをはじめとして、
各種調査・研究・ 広報活動はもとより、消費者とのコミュニケーションの深化、プレハブ住宅の品質向上お よび省エネルギー化、技術の開発等、
以下の事業活動を積極的に行い、プレハブ建築の需 要拡大・基盤確保に全力を上げて取り組んでいる団体です。
●主な事業内容(抜粋)
 ・規格建築の品質の向上を図ること
・高層住宅工業化工法(WR-PC)等の構造審査事業の充実を図り、PC工法の普及に努めること
・政府および関係機関との連繋を密にし、情報交換と相互理解を図ること
・住宅の品質確保の促進等に関する法律等に関して、適切な対応を行うこと
・プレハブ住宅の品質、性能および生産性向上のため、研究、実験、資料の収集および講習会等を行うこと
・自主管理規準の見直しを行うこと
・PC工法溶接技術者の認定および教育を行い、その普及を図ること
・PC部材品質認定制度について、事業の拡充とともに、認定工場の更なる品質向上に努めること
・JIS等の国際整合化への動向に適切に対応すること
・関係団体との連絡を密にして、住宅に関係する重要事項の調査研究を行うこと

※詳細は、右記HP→http://www.purekyo.or.jp/

『PC部材品質認定制度』ってどんな制度?
プレハブ建築の健全な普及および発展を図ることで、わが国建築の近代化を推し進め、国民経済の繁栄と
国民生活の向上に寄与することを目的として、建設省、通商産業省(当時)の共管により、
昭和39年1月31日に設立された団体です。
中高層コンクリート系プレハブ建築用のPC部材の品質に係わる認定は、良質な品質を備えたPC部材の供給を行う上で、
一定の基準による評価を統一的に行う必要があるとの認識から、自主的な「PC部材品質認定制度」を平成元年より発足させ、
PC部材の性能・品質を維持するとともにPC工法の普及を図っています。認定の対象は、中高層建築用PC部材製造工場とし、
「PC部材品質認定企画委員会」が認定した工場調査表に基づき、第三者機関(財)ベターリビングに審査を委託し、
PC部材品質認定事業委員会で合否を判定し、当協会会長が認定します。現在は下記認定があります。
(固定工場;認定期間は原則3年間)認定は、
N認定(設計基準強度Fc≦60N/mm2)とH認定(設計基準強度60<Fc≦120N/mm2)とがあり、
各工場によって取得しているコンクリート強度が違います。

※詳細は、右記HP→http://www.purekyo.or.jp/2-1-3.html

JIS規格や国土交通省大臣認定は必要ないの?
必要ありません。但し、発注するプレキャストメーカーを部材発注者が技術的に問題がないかを
判断しなければなしません。

建築基準法第37条【建築材料の品質】では、プレキャスト部材は,指定材料となりません。すなわち、プレキャストコンクリートについては、法第37条の規定は適用されないこととされています。従って、国土交通大臣の認定は不要となります。

プレキャスト部材は、プレキャスト部材製造者が自社コンクリートプラントで製造するコンクリートについてJIA A 5308
(レディーミクストコンクリート)規格に適合することを、生コンクリートプラントから購入してプレキャスト部材を製造する工場の場合は、
当該生コンクリート工場の生コンクリートがJIS規格品であることを証明すれば良いことになります。プレキャスト部材製造者が
自社生コンクリートプラントで生コンクリートを他者に販売・供給を一切しない場合には、JIA A 5308の規格のうち、
生産者と購入者に関するルールが適用できないことから、JIA規格の対象外となり、建築基準法施行令第74条【コンクリートの強度】に基づき、建築主事などが、審査することになります。この場合の技術的な判断基準としては、JIS A 5308の技術的基準を用いることとなります。

高層RC建築物などでは、高強度プレキャスト部材(柱・大梁など)が用いられますが。この場合、JIS A 5308が適用されないことから、
建築基準法第37条の大臣認定の対象外となります。これら高強度プレキャスト部材のコンクリート調合などの判断基準は、
日本建築学会標準仕様書・同解説『JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事』があるものの、Fc≦60N/mm2が適用範囲であり、
Fc>60N/mm2が存在しません。

社団法人プレハブ建築協会において、2005年8月に、『高強度PC部材製造基準』が刊行され、設計基準強度60<Fc≦120N/mm2のプレキャスト部材を対象として、高強度PC部材検討委員会(委員長:桝田佳寛 宇都宮大学教授[当時])が検討してきたものであり、2006年度よりこの基準を用いてプレハブ建築協会のPC部材品質認定制度が開始された。

この基準は、建築基準法施行令第74条の確認審査および大臣認定、性能評価の際の『有力な判断資料』となるものであり、
認定制度が発足することにより、合理的な確認申請審査に活用することができるようになりました。
[参考文献]2007年版建築物の構造関係技術基準解説書pp.39、建築工事施工計画等の報告と建築材料試験の実務手引2009年度版pp.39~41

『PC』と『PCa』は違うの?
PC:Prestressed Concrete(プレストレスト コンクリート)
PCa:Precast Concrete(プレキャスト コンクリート)
プレストレストコンクリート(PC)は、PC鋼線によって緊張力を導入する工法であり(現場施工・工場製品と両方ある)、
工場製品についてはプレキャストコンクリート(PCa)に含まれます。すなわち、工場で製作される部材全てがPCaに分類され、
PC鋼線によって緊張力を導入する工場製品をPC-PCaと表現するのが一般的のようです。
しかし、建築の場合は、土木よりプレストレスト技術の導入が後発であるなどの理由から、PCaをPCと呼んでいる場合があります。
どうやってつくるの?
当社HP『製造工程写真』を参照して下さい。

※詳細は、右記HP→https://www.f-koken.co.jp/pca

プレキャスト部材の大きさは,どんな大きさでもできるの?
長さ12m×幅2.4m×高さ3.0m以下で考えて下さい。
道路交通法などで規制されています。
※部材から出ている定着筋の長さも必ず考慮して下さい。
製造寸法や形状に制限はありますか?
厚さにもよりますが通常使用する50mm~60mm程度では、仮置・運搬時に有害な反りなどの変形が
生じないように4000mmを最大寸法としています。なお、ラックを使用して縦積みで運搬するので、
一辺は2000mm程度以下としています。形状については、長方形以外や曲面などにも対応できます。
SEEDフォームを型枠として使用する場合、
構造物の断面はSEEDフォームの厚み分だけ大きくなるのですか?
SEEDフォームは本体構造物の一部として設計できますので、寸法を大きくする必要はありません。
既設構造物の補強や補修に用いる場合、既設構造物との離隔が小さくても施工は出来るでしょうか?
SEEDフォームの外側から既設構造物にアンカーを打設することにより支保工を設置できるので、
離隔が小さくても施工は可能です。
なお、内部コンクリートまたは充填材打設後支保工は撤去する必要はありません。
SEEDフォームの目地はどのように処理するのでしょうか?
通常は、鉛直・水平目地ともエポキシ樹脂系接着剤で処理します。大組または函体にして設置する場合、
水平目地のみ現位置での施工となります。
SEEDフォームは高耐久性埋設型枠ですが、飛沫帯などの著しい塩害環境下でも耐久性は高いのですか?
通常タイプのSEEDフォームでも水セメント比が小さく緻密なため通常のコンクリートに比べ
耐久性が向上しますが、特殊混和材を添加した耐塩害強化型のSEEDフォームではさらに耐久性が高く、
100年後も後打ちコンクリート内の塩分濃度を鉄筋の発錆限界濃度以下に保つことが出来ます。
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